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カフェマグノリアへようこそ!

日記・仕事・回想・コラム・レビュー・レポート・小説&詩篇集/金沢のもくれん院長の気儘ブログ 【HALE OLA HOKULANI E KOMO MAI】
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一番星のかあちゃんへ

かあちゃん、ごめん
 
かあちゃんひとり残して上京した俺。いつもかあちゃんの心配の種だった
 
お前が嫁をもらうまでは死ぬに死ねないって、かあちゃんの口癖

段ボールに詰めるだけ詰めて送っておいたから、と電話してきたのが最後

もう、ごめんともありがとうとも面と向かって言えないんだね

どうしようもなく涙が止まらない

かあちゃんがいたら言うんだろうな。それでも男かって

あの日を境に  俺はずっと探し続けていたんだよ

瓦礫の下も、隣町の避難所も、そのまた隣の避難所も

それはもう血まなこになって、全て全て歩き回ったよ

でもどうしても見つけることが出来なかった

でもね。かあちゃん

女手ひとつで俺を育っててくれたかあちゃんだものさ

潮にさらされ日焼けした皺だらけのあの笑顔で・・・

八重ばあなんかと一緒に、いつかひょっこり現れてくれるかもって
 
でも、もうふんぎりつけるとするよ

前を向けって、かあちゃん、そう言ってるものな

なあ。かあちゃん

かあちゃんに会いたい時は、星空を探すことにするよ
 
だから、かあちゃん

約束してくれよ

俺が空を見上げたら、かあちゃんの声

流れ星に乗せて俺の心に届けるって

俺もかあちゃんみたいな働き者の嫁さん見つけて頑張るからさ
 
一番星のかあちゃんへ

震災より5か月が経ちました。被災された方々の今の心情を聞く機会を得、筆をとりましたが、辛すぎます。あらためて亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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