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那谷寺に参る

那谷寺は家内の祖父が亡くなるまで毎月欠かさずお参りしていたお寺です。





先日、小松市民病院に入院した母を家族全員でお見舞いし、那谷寺にお参りさせていただきました。

その甲斐あってか母も大事に至らず、今は退院して元の生活に戻ることができております。見つけられたら幸せが訪れるという「木組の猿」のお陰でありましょう。



感謝。



妻の祖父を偲んで

昨日、那谷寺へ妻と義理の母を連れてお参りに出向きました。とある方の勧めもあり、義理の父の病気の回復をお祈りしつつ 父の介護に疲れ気味の母にとっても気分転換になればと考えたのです。私自身も那谷寺はかなりご無沙汰で、懐かしさもあって自ら運転手を申し出たのです。



那谷寺は義母にとってご縁の深いお寺です。義母の父 つまり私たち夫婦の祖父は信仰心の厚い人で、亡くなる前まで40年の長きにわたり毎月欠かさずこの那谷寺にお参りに来ていたのです。

昭和44年の5月18日、片山津で大火がありました。その日にも祖父母と母、幼い家内が那谷寺にお参りに来ていて、火事の知らせを聞いたのです。妻は池の白鳥に餌を与えていたと言います。祖父の姉が当時 片山津に住んでいらしたので、かなり動揺されたのではないでしょうか。

余談ですが、実は、私は片山津の生まれで、あの時 火の手の上がる火事場を目のあたりにしていたのです。



那谷寺のご住職は面会に快く応じてくださいました。母が当時の祖父のことをお聞きすると、大変懐かしくお感じになられたご様子で、私たちに見せたいものがあると仰られ、ご自宅の応接室に案内いただきました。



そこには祖父の作品が飾られていました。ご住職は、人間国宝の作家さんの作品も数々あるなか 芦原焼きの炉匠であった祖父の作品も大切にしてくださっておられ、嬉しくなりました。

お堂の受付の女性も祖父のことを懐かしくお話してくださいました。

数日前、義母が、祖父が私たちの自宅の階段を上がる夢を見たそうです。那谷寺に参りなさい、と祖父が言いに来たのかもしれません。



観音様に静かに手を合わせると、ふと祖父の心に触れたような感じがしました。

私が祖父に初めてお会いしてから亡くなられるまでが余りに短く、祖父の事はよく知りません。ただ、義母やご兄弟から祖父の人となりを聞くにつけ、人情に厚く義理堅い人物だったと確信できます。

結婚の報告にご自宅に伺った折、優しく握手を求められた記憶は鮮明に残っているのですが。。この日、私はそんな面影の祖父に再びお近づきになれたような嬉しい時間に出会えたのです。



石山の 石より白し 秋の風

芭蕉

秋の風が私たちの思いを祖父の元にも届けてくれることを願っています。