カフェマグノリアへようこそ!

日記・仕事・回想・コラム・レビュー・レポート・小説&詩篇集/金沢のもくれん院長の気儘ブログ
2017年08月 ≪  123456789101112131415161718192021222324252627282930 ≫ 2017年10月
TOP ≫ 花水木
TAG ≫ 花水木
      

花水木

花水木

花水木が開花しました。 

300ピース めざせパズルの達人(わたせせいぞう) ハナミズキの咲く頃 (26x38cm)




300ピース めざせパズルの達人(わたせせいぞう) ハナミズキの咲く頃 (26x38cm)
(2010/09/13)
エポック社

商品詳細を見る

ハナミズキ

01116a6c2e1c94bf84883e58fe64baae6e66ac7b6e.jpg

庭のハナミヅキが春の暖かな光に包まれ薄紅の小さな花を枝いっぱいに咲かせている。
時折そよぐ優しげな風と戯れるその姿は久しぶりのお休みを頂いた私の心を和ませる。
花を愛でる歳になってしまったという侘しさは無きにしもあらずだ。
だが、それはそれでそんな歳の重ね方があってもいい、否むしろ素敵なことだとも思う。

ところでこのハナミズキ。このように小ぶりな花を沢山付けるのは栄養や水遣りが不足している状態にあるらしい。
栄養が十分に行き渡っていれば安心してしまい、付ける花も少なく種をまき散らすこともない。

反対に飢餓状態なら子孫を残そうとするあまり、下手な鉄砲 数撃ちゃなんとかで、数の原理というか、貧相な花を木々いっぱいに咲かせることになる。育てるうえで一番良しとするのは適度な空腹感とのことだ。以前ある植木屋さんから聞いた話ではある。人の子の育て方にも相通ずるものがある。考えさせられる話だ。

実は、このハナミズキの樹は15年程前に父からプレゼントされた品である。
それ以来、当時住んでいた自宅の庭に長らく植えられていたものだが、数年前この田上の地に越してくる際、ここの前庭に植え替えすることに決めた思い出の樹木なのである。

当時のハナミズキは今よりもっと見事に咲いていたような気がするが定かではない。当時 花々を愛でることなど全くなかった私だから覚えてなくとも不思議でない。振り返れば確かにあの当時、子供の成長にもあまり関心を寄せず、いっぱいいっぱいの仕事に日々思い悩む毎日でしかなかった。今考えるに、あの頃の自分は耕すべき土地の有りかさえも分からず、その心の土壌はどうしようもなく荒み乾ききっていたのかもしれない。

一方、乾いた土から精一杯の栄養を汲み取ろうもがいているのが今のハナミズキ。見事なまでにとは言えなくても小さな幸せの花を枝々に咲かせている。またその一方で、遅れてしまった日々を取り戻そうと焦りにも似た感情のまま、家族のことを思いつつ自らも幹を太くしようともがいている今の自分。。この両者、不思議と似ているのは何故なんだろう。

かすかな想いが胸をかすめると風がひとたび枝を揺らした。その時、頬を撫でゆく風の乗って確かに聞こえた声がある。
「お前はお前のままでいい。人生に遠回りなんてないさ」
風の音なのか父の声なのかは分らない。




「花より団子」という諺がある。花を愛でるのもいいが食欲に勝るものはない。美味しいものには目がない自分だが、花を愛でていたかと思えば早くも団子の話を始めるこの代わり身の速さは我ながら天晴れという外ない。

花水木を見上げ感傷に耽るだけでは進歩がないとも言える。
ということで 折角のGW、海外旅行とはいかぬまでもせめてランチをと、息子とふたり下界に下りることにした。

初めて来院されるお客様に当院までの道順をご説明する時、言い慣れたフレーズがある。
「ゴゴーカレーさんと田上交番のある交差点を交番側に曲がり、程なくイエローハットさんの後ろ側の道へとさらに右折して・・・」とのくだりだ。

ゴーゴーカレーさんは山側環状線から登って来られるお客様にはいい目印なのである。そういう意味でも交番の巡査さんと同様、大変お世話になっている。下界を下りて直ぐ目についたのは「ゴゴーバースデー」と書かれた黄色い旗。

今日は年に一度の5・5の日だったのだ。こうなればもう見過ごすわけにはいかない。行列の最後尾についたがさすがに回転が早く10分足らずで席に案内された。

欲張りな自分がオーダーしたのは「ビジネス」。若い頃なら平気で平らげることが出来たがこの歳では少々堪えるボリュームだ。それでもお腹がはちきれそうになりながらも完食させていただいた。色気づいてた若い時と違い腹周りを気にしなくなってきた最近の自分が怖い。こうしてゲットしたのはトッピングのチケット。何枚か綴られているので特典としては有難い。嬉しそうにそのチケットを胸のポケットに仕舞い込むと隣の息子がいみじくも一言のたまった。

トッピングチケット.jpg

「一番怖いのは生活習慣病。いい加減にしないと!いい歳なんだからさぁ」