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日記・仕事・回想・コラム・レビュー・レポート・小説&詩篇集/金沢のもくれん院長の気儘ブログ
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一番星のかあちゃんへ

かあちゃん、ごめん
 
かあちゃんひとり残して上京した俺。いつもかあちゃんの心配の種だった
 
お前が嫁をもらうまでは死ぬに死ねないって、かあちゃんの口癖

段ボールに詰めるだけ詰めて送っておいたから、と電話してきたのが最後

もう、ごめんともありがとうとも面と向かって言えないんだね

どうしようもなく涙が止まらない

かあちゃんがいたら言うんだろうな。それでも男かって

あの日を境に  俺はずっと探し続けていたんだよ

瓦礫の下も、隣町の避難所も、そのまた隣の避難所も

それはもう血まなこになって、全て全て歩き回ったよ

でもどうしても見つけることが出来なかった

でもね。かあちゃん

女手ひとつで俺を育っててくれたかあちゃんだものさ

潮にさらされ日焼けした皺だらけのあの笑顔で・・・

八重ばあなんかと一緒に、いつかひょっこり現れてくれるかもって
 
でも、もうふんぎりつけるとするよ

前を向けって、かあちゃん、そう言ってるものな

なあ。かあちゃん

かあちゃんに会いたい時は、星空を探すことにするよ
 
だから、かあちゃん

約束してくれよ

俺が空を見上げたら、かあちゃんの声

流れ星に乗せて俺の心に届けるって

俺もかあちゃんみたいな働き者の嫁さん見つけて頑張るからさ
 
一番星のかあちゃんへ