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日記・仕事・回想・コラム・レビュー・レポート・小説&詩篇集/金沢のもくれん院長の気儘ブログ
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料亭に思う。



今年の春にオープンした「金澤一乃松」でお昼をいただいた。お昼はわりとお手頃な価格でいただけるので有閑な奥様方にも人気のようだ。

町屋風の建物にも趣きがある。私たちは2階に案内されたが、下のフロアにもお部屋がいくつかあるようだ。大正時代の町屋を改装しただけあって手狭な感じだが、それがまた風情を演出している。ただ配膳する側にとってはちょっと厄介な気がしないでもない。サービスの動線が一体どうなっているのか、ちょっと興味のそそる部分でもある。

お料理は品格があり、また美味しくいただいた。今回はお昼の料理だが、金沢にもこうして気軽にいただける料亭がもっとあってもいいのかなとも思う。茶人であった祖母は何かあるといつも「つる幸」さんに頼んでいたし、親父は、金沢の料亭の中では「銭屋」がお気に入りだった。あの頃、何気に連れて行ってもらっていたが、今の自分の身の丈では無理があるのも事実。 一般の地元客や普通の観光客が楽しめる料亭があっても全然いい。

親父は美食家で、こと、和食に関しては特にうるさかった。勉強熱心であり、京都などの一流料亭にしばしば連れて行ってくれた。気取らない一品料理も大好きで、あの当時、小松に「旬」という小料理屋があって、腕のいいおやっさんがつくる肴で、しょっちゅう酒を酌み交わしたものだ。あの頃の親父の年齢に近づいている自分がここにいる。

親父が亡くなって早や一年だ。