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日記・仕事・回想・コラム・レビュー・レポート・小説&詩篇集/金沢のもくれん院長の気儘ブログ
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金石の酒饅頭

金石の本龍寺に納骨。こちらには蓮如上人のお墓があります。

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安宅彌吉翁は金石の発展に尽力されたそうです。住職のお話では、金石には安宅の姓を名乗る方は少なからずおられるとのことでした。

銭屋五兵衛翁のお墓のお隣の石碑には先祖の名が記されてました。安宅産業の本社が大阪にあったことなど、安宅は関西に縁があるようで関西地区には安宅姓は多々見受けられます。

子供の頃、「安宅」の姓は珍しく、しばしばどう読むか聞かれることもありましたが、そんなことも今では少なくなったような気がします。全国的に認知されるようになったのは、多分「安宅家の人々」という吉屋信子の小説が数年前にドラマ化されたことがきっかけだと考えます。テレビドラマ化に加えタイトルに姓があることもあり、全国的に認知されるようになったのだと思います。



束の間の街歩き。

本龍寺さんからさらに奥に入ると、とおりまちという通りに出ました。金石西というバス停があります。江戸時代には、上通町と下通町に別れていて大店もあり、人通りも多く賑わっていたそうです。

名店の福寿司。昔、一度だけ父に連れられてきたことがあります。



酒饅頭が美味しいと当院のお客様に教えていただいた樫田堂。ふわふわの生地に優しい甘さの餡子が絶妙です。



甘いものも好きだった父。お供えします。

酒まんじゅうとは関係のない姓の話に終始してしまいましたね (*‘∀‘)




ご先祖様へのご挨拶

墓参りに帰るときは必ず立ち寄るMOOMOO牧場。今回はジェラートをオーダー。新鮮なミルクの濃い味が口いっぱいに拡がってホントに美味しかったっす。

MOOMOO.jpg 安宅弥吉翁

墓参の最後は金石の本龍寺。ここには5才の時に亡くなった祖父のお骨が納められています。本龍寺では弥吉翁のお墓にも手を合わせます。警察署の裏の杜に足を延ばすと業績を讃える石碑が。地域の発展にも尽力なされたようです。


ドラマ「不毛地帯」最終回を見て・・・

昨夜、フジテレビ開局50周年記念ドラマ「不毛地帯」が最終回を迎えた。

なかなか重みのあるいいドラマであったと思う。特に壱岐正役の唐沢寿明の演技が光っていた。この小説は過去に 2度、ドラマ・映画化されているが、主人公の壱岐正は多分、伊藤忠商事の元会長、故・瀬島龍三氏がモデルであろう。



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今春、高1になる息子が歳に似合わず毎回欠かさず見ていたものだから、愛する息子の向学心を煽りたいがために 「 シベリア抑留時代からの瀬島龍三という人物の周辺を辿ってみるとよい」 とサジェストした。

シベリア抑留や極東軍事裁判、ポツダム宣言がどのようなものであったのか、戦中、戦後から今日まで、現代史のなかで、あるいは政・経済界のなかで必ず中心にいたこの人物。人物像とその評価は大きく分かれることだろう。

結論ありきの話ではない。息子が自分なりに調べ上げ、どのようなものが導き出され、どう判断するのか、そのことにむしろ興味がある。年号を覚えるだけが歴史を知ることでない。そんな当たり前のことを教えてあげたいだけなのだ。

「現代」は新たな歴史として塗り替えられ、歴史は日一日と生み出されてゆく。また、未だに色を決められない部分や塗りの乾かないところもある。だから面白い。それを学ぶ教材としてはまんざら悪くはない、そう思ったからだ。




[注釈:実際、瀬島氏はシベリア抑留時代、ソ連と何らかの秘密取引をしたことを今もって疑われているし、劇中においては、壱岐が身に覚えのない同様の中傷に苦悩する様子が描かれている]

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この原作にでてくる山下産商は、さしずめ安宅産業がモデルと推察される。関西で唯一の総合商社であった安宅産業は第四次中東戦争、石油ショックなどによる原油高騰の煽りを受け、おおよそ4000億の累積損を抱えるまでになり、紆余曲折はあったものの伊藤忠商事に合併吸収される。

その当時、伊藤忠の副社長としてメイン銀行等との折衝に当たったのが瀬島龍三氏である。最終的には4000弱いる安宅の社員のうち1000余を受け入れてくれたのだから、有り難い話なのかもしれない。

戦後、最大といわれたこの合併、吸収劇も過去にドラマ化されている。NHKの「ザ 商社」である。もちろんフィクションだが、当時でも子供ながら面白いと思った。ドラマのなかでは、安宅アメリカ支社長、高木役を若かりしころの山崎務が好演している。安宅産業の創業者弥吉は金石の生まれであり、瀬島氏は小矢部。共に北陸には縁がある。


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余談になるが、私が今の仕事を就く以前のこと。仕事の関係で伊藤忠のグループ会社の営業所長が私の元に訪ねてきたことがあった。私が安宅と名乗ると、親しみを込めてこんな話をしてくれた。

彼は、当時の安宅の新米社員で伊藤忠に転入したものの一人だという。悲喜こもごものサラリーマン世界を垣間見たとも話してくれた。安宅の残党がグループ全体でまだ47人残っているらしく、自分達を四十七士と呼んでお互い鼓舞し合い仕事に励んでいるのだとか。

あれから10年以上にもなるが・・・ 金石への墓参のたびに思い出す出来事だ。

それはそうと、息子は瀬島龍三という人物像に対して何がしかの見解を持つに至るのだろうか?