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日記・仕事・回想・コラム・レビュー・レポート・小説&詩篇集/金沢のもくれん院長の気儘ブログ 【HALE OLA HOKULANI E KOMO MAI】
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矢田屋松濤園

片山津温泉、矢田屋松濤園に宿泊した。 

数寄屋造りの離れと趣のある日本庭園。浴衣に着替えて散策した。

       

昭和の歴代総理の書。 同じ色紙が一枚、実家の押し入れでみつかっている。

       

    

木戸孝允の書。別名 桂小五郎。幕末から明治にかけて活躍した政治家だ。

 




昭和モダンの大浴場で身も心も温かくなった。潮の匂いが懐かしい。


初夏のお料理。八寸にはアカバンサスの花が添えられていた。水無月真丈の先吸に刺身の四種盛り。

       

新緑の茶碗蒸し。沖目鯛の西京焼きに柳川風の牛鍋、穴子のマリネと夏野菜のバジル和え、その他、美味しくいただいた。

        

「三里四方の野菜を食せ」 おしながきの末尾に記されていた。朝獲れの野菜を新鮮なままに晩に食卓に並ばせるなら三里四方の農家から仕入れろ。京へ卸している仲買人の言葉が転じて、三里四方で採れた野菜を食べていれば延命長寿が叶うという意味になった。お品書きに書き添えることで地元の食材を使って調理していると料理長はいいたいのだ。

物流が急速に発展した今日、多くの野菜は大生産地から核となる消費地へと搬送されるようになった。一方で、初物を食べたいという消費者心理は以前にもまして増してきている。つまるところ、物流の発展は生産者の思惑と消費者の欲求を乖離させ、両者の距離をますます遠いものにしている。木に実り、完熟したトマトは美味しいが、今の物流の仕組みではとても完熟させるまでは待てない。そこで完熟前に収穫し、トラックや倉庫で完熟を待つというわけだ。これではミネラルたっぷりのトマトは期待できるはずもない。

これも今となっては昔の話だ。物流はさらなる進歩を遂げ、農薬漬けの外国産の野菜まで出回る時代になった。多少、栄養価が低いのは我慢できるが、さすがに健康を害するものは口にしたくない。T・P・Pが施行される次の時代、もしかすると「地産地消」からさらに一歩進んで「自給自足」がもてはやされるのかもしれない。