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倶利伽羅不動尊とおばば

日本三不動尊のひとつ、倶利伽羅不動尊にお参りに行きました。倶利伽羅峠の入口に道の駅があり、その奥に西之坊鳳凰殿がございます。石敷の人口池に架けられた赤い橋と総檜造りの立派な寺殿が目を惹きます。今の時期、ツツジと牡丹が綺麗だと聞いてましたが、残念ながら見頃は既に終わっておりました。



私が幼い頃、仕事に忙しい両親に代わり乳母が私の身の回りの世話をしてくれていました。いわゆる「おんば」です。そのおんばに手を引かれ、当時住まいのあった加賀から丸一日かけてこの不動尊にお参りに来た記憶がおぼろげながらございます。かれこれ半世紀近く前になりますね。(^^;;  

各駅停車の電車に揺られ、とある駅で降り、そしてどのようにしてこの峠まで登ったのか その記憶は全くありません。歩いて登れるような所ではないので、老婆と幼子ふたり 一体どうしていたのでしょうか。バスがあったのか、なかったのか。教えてくださる方は是非コメントください。ただ、いつも到着する頃には陽もすっかり陰っていたように覚えています。



当時、お堂へ向かう階段さえなかったような気がします。ただ単に踏み固められただけの足元の悪い坂道を恐る恐る行くと、岩清水が溢れでる薄暗い切り立った岩場に不動尊が祀られていて、おんばは早く帰りたいと愚図る私を傍らに待たせ ひとりお経を唱えていました。

かすかな記憶に思いを巡らし階段を上がります。

すると、水掛け不動尊が!!な、なんと、階段の途中の踊り場に鎮座されておられるではないですか。私の記憶の片隅にある、おんばが手を合わせていた不動尊は多分この水掛け不動尊だったのだのだと思います。まず、ここで手を清め、さらに高所の本堂へと向かったに違いありません。

崖の中腹に腰を落として拝むおんばの姿がふと瞼の奥に蘇り、なんだか胸が熱くなりました。
おばばに感謝。そして合掌。

 

「南無大日大聖不動明王」と唱えながら、この杖を3回突き上げると厄払いになるそうです。



「倶利伽羅」とはサンスクリット語で不動明王の手にある剣に巻く黒龍のことだそうです。



峠より砺波平野を望みます。