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日記・仕事・回想・コラム・レビュー・レポート・小説&詩篇集/金沢のもくれん院長の気儘ブログ
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久しぶりにウイスキー開ける。グラスはW杯

6時半にご予約を戴いていたお客様が急遽キャンセルになった。仕事一筋の私であるが、お客様の都合だから仕方がない。それならばと、今晩こそゆっくりしようと心に決める。

ワールドカップ初戦のカメルーン戦も間もなく始まる。ちびちびやりながら楽しもうということで、棚から早々とウイスキーのボトルを取り出した。

ハワイの友人の親父さんから10年近く前に戴いたスコッチで「ロングジョンの12年」。ロングジョンはそれほど高くはないけど、12年ものは殆ど見かけることはない。後生大事に仕舞ってあった代物だ。ベン・ネヴィス蒸留所を造ったジョン・マクドナルド氏が190センチ以上の背の高い男であったので、そこからロングジョンと名づけられたと言う。

開封して少量口に含んで舌で転がすと、まさにラフロイグに似た味わいだ。スモキーではあるが後を引きずることはない。かち割り氷で飲みたいところだが、飲もうと決したのも思いつきだから当然その用意はない。仕方なしに冷蔵庫の製氷機の氷を取り出した。

ウイスキーが嫌いという人はまずは色々飲んでみることだ。自分の好みが解ってくると「案外美味しいね」なんてこともある。普段飲むのはジャックダニエル。個人的にはジョニ黒が好きだ。同様に貰いものであったが、前回 開けたブルーラベル(JW)は最高だった。

いいウイスキーには本が似合う。
グラスに浮かぶ氷の頭を突付くようにステアし、その濡れた指先でページをめくりながら読み進めていく。

小説ならば村上春樹がいい。
静かな書斎でリクライニングに深々と腰掛けて・・といきたいところだが、騒々しい茶の間でもよしとする。


そう、茶の間は宇宙なのだ。それは、ある意味メタファーと言っていい。ロングジョン12年の角瓶があれば、テレビに映し出される日本対カメルーン戦であっても、応援している自分がいるのは、紛れもなくブルームフォンテーンなのである。意味不明。酔ってきたところでキックオフ!

「さあ。がんばれ!サムライジャパン」
さてと、これで父の日には琥珀色の素敵なプレゼントが届くだろう・・・いや・・もしかしてスルーパス?これではまるでドーハの悲劇ではないか。

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(2010/11/05)
村上 春樹

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